2006年01月19日

友の数だけヒントがある!

快適シーツ!ライフラインを開発

<西 弘三社長>
石川県白山市(旧鶴来町)出身
1971年 中央大学法学部卒
1973年 西織ネーム(現ウーブンナック株)入社
1983年 専務
1991年から社長
石川県織マーク工業協同組合理事長

平成17年12月10日北国新聞(記事紹介)
元気のない石川の繊維に喝を入れたい。
小さな会社でもアイデアさえあれば、十分戦える事を証明したい。
そんな思いで続けてきた挑戦がようやく実ろうとしている。

布団に敷いて寝るだけで血行が良くなるシーツ「快適シーツライフライン」
東急ハンズやイオンが採用し一躍、注目を集める健康グッズとなった。

石川県の医王山で採れる医王石、トルマリン、活性炭が練りこまれ、
体の熱で大量のマイナスイオンが発生する。
「効能に関するあらゆるデータを取った。自画自賛の説明じゃなく、
数字が相手の心を動かすんや」。
大手が採用したのもデータによる裏付けがあってこそだ。

国産にこだわる
温度で色が変化する糸、1トンの重量に耐えられる簡易なヒモ、
新商品のヒントは、幅広い人脈がもたらした情報だ。
友人の数だけヒントがあると思うから、昼食は決して一人で食べない。
アイデアを形にしたい時は、その道の専門家を訪ねる。

「他の会社も繊維リソースや、工業試験所をもっと使えばいい。
一人で出来ることなんて知れてるでしょう」。
 
中国に進出する繊維の大企業にも言いたい。
「それで企業が存続しても、石川の繊維はどうなるのか。
経営者は企業の社会的使命をどう考えているんですかね」。
少し値が張っても国内の素材を使うのは、日本でしかできない
ものがあると信じているからだ。

息子のために

快適!シーツライフラインの商品化のきっかけは、
筋ジストロフィー症の息子だった。寝返りを打てず、すぐに床ずれが出来る。
「熟睡した寝顔が見たくてね。夜中に何度も起こされると私もつらい」。
  
浪花節の開発物語を明るく語るのも、
苦労をひけらかすのが嫌いな人柄からか。
息子の病気で家庭は変わった。
地元に障害者の就労施設を開設し妻が世話を
買って出ている。夫として、父としてこれを応援したい。

「快適シーツライフライン」
を売って利益を上げ、プレハブの施設を建て替えてあげたい。
「企業の役割は社会貢献でしょ」という言葉に実感がこもる。


投稿者 asunaro : 12:32 | コメント (2) | トラックバック (0)

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コメント

親が子を思う気持ちは、
いろんないい商品の開発の源ですね◎

投稿者 酒井 : 2006年01月26日 12:06

西さんの味方は多いですよ!海外より応援しています、がんばってください

投稿者 スワトウ : 2006年09月22日 20:59

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